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あなたの編集に「軸」を作る!写真編集の記録と活かし方【初心者向け】

Tags: 写真編集, 初心者向け, ワークフロー, 個性, 編集の記録

写真編集に挑戦し始めたものの、様々なツールや機能があって、どのように使えば良いか、自分の写真にどう個性を出せば良いか迷ってしまうことはありませんでしょうか。また、試行錯誤しているうちに、思った以上に時間がかかってしまうと感じることもあるかもしれません。

今回は、そうした課題を解決し、あなたらしい写真編集の「軸」を見つけ、効率的に作業を進めるためのヒントとして、「編集の記録」と「その活かし方」についてお話しします。

なぜ「編集の記録」があなたの軸作りに役立つのか

写真編集は、写真一枚一枚の状態や、あなたがその写真をどのように見せたいかによって、最適な方法が変わってきます。しかし、PC版の編集ソフトに慣れていないうちは、どのツールをどのくらい調整すれば良いか、感覚がつかみにくいものです。

過去に行った編集の内容を記録しておくと、以下のようなメリットがあります。

簡単な「編集の記録」を始めてみましょう

「記録」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、まずはできることから始めてみましょう。特別なツールは必要ありません。手帳、ノート、スマートフォンのメモアプリ、パソコンのテキストファイルなど、使い慣れたもので構いません。

記録する内容は、最初は最低限で大丈夫です。例えば、写真ごとに以下の点を記録してみてはいかがでしょうか。

最初から完璧を目指す必要はありません。まずは数枚の写真で試してみてください。記録すること自体が、一つ一つの調整に意識を向ける良い機会になります。

記録を「活かす」ための振り返り方

記録を取るだけでは不十分です。定期的に見返して、あなたの写真編集に活かすことが重要です。

振り返る際は、以下の点を意識してみてください。

この振り返りのプロセスを通して、あなたは「自分はこんな表現が好きなんだな」「こういう写真にはこの調整が合うな」という気づきを得るはずです。これが、あなただけの編集スタイル、「軸」を形作る基盤となります。

編集の記録と合わせて「軸」をさらに明確にするには

記録と振り返りに加えて、あなたの編集に「軸」を作るためにできることは他にもあります。

まとめ

写真編集は、ツールの使い方を覚えることも大切ですが、それ以上に「あなた自身がどのような写真を表現したいか」という思いを形にするクリエイティブなプロセスです。

今回ご紹介した「編集の記録」と「振り返り」は、そのプロセスにおけるあなたの試行錯誤を可視化し、自分らしい編集の「軸」を見つけ、さらには編集作業を効率化するための有効な方法です。

最初は少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、継続することで必ずあなたの写真編集はより意図的で、あなたらしいものになっていくはずです。ぜひ、次回の写真編集から、簡単な記録を始めてみてはいかがでしょうか。